20210106 J-WAVE 「THE KINGS PLACE」文字起こし

時刻は深夜1時を回りました。J-WAVEをお聞きの皆さんこんばんは、UNISON SQUARE GARDENそしてXIIXのギターボーカル斎藤宏介です。

THE KINGS PLACE1月から水曜日は僕が担当します。

 

今月からキンプレはリニューアルしました。今月は月曜日は04 Limited SazabysのGENくん、火曜日はSUPER BEAVERの渋谷龍太くん、水曜日がわたくし斎藤宏介で、木曜日はキュウソネコカミのヤマサキセイヤくんが喋ります。

「音楽を止めるな」の旗印のもと、コロナ禍の今だからこそバンドマンやライブ関係者など音楽に携わるすべての人の力を集結して積極的に未来を模索するアーティスト番組に生まれ変わりました。ナビゲーターも短いスパンで交代しながら声のバトンをつないでいきますが、僕は3月までの3ヶ月を担当します。というわけで、よろしくお願いいたします!

 

始まりましたね、あの〜1人喋りで番組をさせてもらうっていうのが初めてなんで、だいぶこう…身構えている状態なんですけれども、ただあの今月のメンバーみんな気心の知れたメンバーで、GENくんとか龍太くんたまにご飯食べに行ったりとか、でセイヤくんもUNISON SQUARE GARDENキュウソネコカミでツーマンライブしたりとかね、打ち上げで結構話し込んだりとかして、だいぶ僕としては仲の良いつもりのメンバーが揃っているのでこのメンバーで一丸となってですね、キンプレを盛り上げて行きたいと思ってます。

 

そうだな〜あの初めてなんでちょっと自己紹介させて貰います。僕斎藤宏介はですね、ギターボーカリストです。で、今年がね〜年男なんですよ。35歳で。UNISON SQUARE GARDENってバンドを大学1年生の頃に結成して今年で17年目に入ります。もう16年半ぐらいやっててね、よくこのメンバーでこんなに一緒にいるなって我ながら思いますけれども、UNISON SQUARE GARDENって結構特殊なバンドでベースの田淵智也がほとんど全曲の詞曲を作ってるんですね、普通のバンドとかミュージシャンって歌う人が歌詞なりメロディーなり作ると思うんだけど、うちの場合は違くて。僕じゃないベースの田淵が詞曲を担当して、で僕はその曲を世に出すにあたって、人に聴いてもらうにあたってどういうギターを弾いたらもっと音楽がかっこよくなるか、どういう歌を歌ったらもっと音楽がかっこよくなるかっていうことを非常に楽しみながらやってるんだけど、でも同時にそのUNISON SQUARE GARDENをやっていると自分の中で生まれてくる音楽みたいなのにもちょっと気付いたりとかしてて、それはUNISON SQUARE GARDENでは発揮し切れないなって思いもちょっとあったりしてですね、ただUNISON SQUARE GARDENを辞める気はさらさら無いのでなんか「発表できる場所ないかなー」っていうのをずっと狙ってたんですけれども、UNISON SQUARE GARDENが15周年でアニバーサリーイヤーで色々とやらせてもらったのでそれが落ち着いたタイミング、2020年の1月にXIIXと言う僕が詞曲を作ってかっこいい音楽を作っていくって言うバンドを結成しました。で、相方がベースの須藤優、2人でバンドなんですけれど、須藤優くんはすってぃと呼んでるんですけど、すってぃもすんごく音楽の才能がある人で。ベーシストとしてもいろんな現場で弾いたりとかしてるんでひょっとしたら聞いたことある人もいるかもしれないし、知らず知らず目にしている人も多いとは思うんですけれども。その2つを今全力で、2つのバンドを掛け持ちしている最中でございます。僕はあのSNSをね〜やってないので、せっかくこうやって番組で喋れるので、その両バンドのいろんなこととか最新情報とかあと最近のマイブームとかね、いろいろと喋っていけたらと思ってます。

 

本当に正直なことを打ち明けますと、僕今まだこの番組をやるにあたって悩んでることがあって。あの〜…僕は、すごくふざけたいんですよ(笑)すごくふざけたくて。でも僕が言うふざけるってたぶん中学生レベルのふざけるなんで、ちょっと番組の邪魔っていうのもあって、もちろんちゃんと全うしたいって気持ちもしっかりあるんで、その狭間で揺れ動いている最中ではあるんですけれど。ふざけていいんですか?あっ、今スタッフからふざけるにGOが出たので、ふざけます(笑)。なんかね〜J-WAVEと言う局が六本木にあって、その六本木ヒルズの森タワーの30何階?33階ですか?で、このブースから窓がバーン!ってあって、その33階からの景色がドーン!とあって。東京タワーもバーン!とあって。あのね、正直僕は今までJ-WAVEに来るたびにこの雰囲気に飲まれていました(笑)。だからね〜ちょっとアーティストしなきゃいけない場所なのかなっていうのは勝手に思っていたりはしてたんですけど、まあ今スタッフさんから「全然やっちまいましょう」と言って頂いたので、この番組3ヶ月かけて、スタッフも一丸となって、もちろんリスナーの皆さんもね色々お便り貰ったりだとかしながら、この番組を完成させていけたらなと思っています。3カ月間見届けていただけたらと思います、よろしくお願いいたします!この番組ではメッセージを募集しています。キンプレのwebサイトから僕の名前を選んで送ってください。Twitterをやっている方は#kp813 、#J-WAVEをつけてつぶやいてください、それでは最初の曲をお届けしたいと思います。UNISON SQUARE GARDENシュガーソングとビターステップ

 

シュガーソングとビターステップ/UNISON SQUARE GARDEN 

 

お届けしたのはUNISON SQUARE GARDENシュガーソングとビターステップ(

ステップ)*1(((ステップ)))(セルフエコー)でした。えーさっきね、スタッフさんから「この番組はみんなふざけ倒してますから大丈夫ですよ」と心強いメッセージを頂きました、ありがとうございます。なんかね〜俺昔andropのギターの拓ちゃん、佐藤拓也に「長渕剛さんのモノマネをラジオでやれ」って言って、「やったらウケたよ!ありがとう!」って言われたのを今急に思い出しました(笑)。そうだそうだこの番組はそういう器の広い番組なんですね。

シュガーソングとビターステップはおそらくUNISON SQUARE GARDEN の中でも1番幅広く聴いてもらってる曲なんじゃないかなぁと言うことで、1曲目にふさわしいんじゃないかと流させて頂きました!

UNISON SQUARE GARDEN、XIIXの斎藤宏介のTHE KINGS PLACE、ここで番組に届いているメッセージを紹介していきたいと思います。えーまずは

 

RN.ココナツっ子

“以前から気になっていたことを1つ質問させていただきたいのですが、斎藤さんはオフショットなどの際に私服がもれなく黒いのですが、何かこだわりがあるのでしょうか?それともただ単に黒色が好きなだけですか?私の中では斎藤宏介=黒ぐらいのイメージになっています。”

 

そうなんですよ、僕今も全身黒なんですけど、まず斎藤宏介と言うアーティストイメージに美しいものを抱いている人は今すぐそれを捨て去って欲しいんですけど。僕ほんとに服を選ぶのがめんどくさくて、できることなら毎日同じ服を着ていたいぐらいに思ってるんですけど。あの〜黒って1番汚れが目立たないんですよ(笑)。だからね〜あのちょっと何かこぼしたりしても全然汚く見えないから黒が好き(笑)。そういうネガティブなやつですけど。でもね〜やっぱね〜落ち着くんですよね黒。あとね髪が長いのも落ち着く。何か出来るだけ人目に触れないでいたいってどっかで思ってんのかもしれない、すごい相反してますけど、自分がやってることと。出来るだけなんか目も見られたくないし、夜に溶け込みたいし(笑)、出来るだけひっそりしてたいってのがあったりするので黒が好きっすね。

 

RN.ペペンタゴン

“私は女子高出身なのですが、バレンタインデーは校則でお菓子NGなのにもかかわらず、コンビニでチョコを山ほど買ってきたりプロレベルの手作りを配ったり中には先生に本命チョコをあげる猛者もいて、女子校のエネルギッシュなパワーをひしひしと感じます。斎藤さんは男子高出身だと聞きました。学生時代男子高で盛り上がったイベントごとはありますか?”

 

そう、僕高校から受験して入ったんですけど高校が男子高で、まあそこでUNISON SQUARE GARDENの田淵と知り合う訳ですけれども、やっぱその時から音楽が好きで文化祭でコピーバンドやったりとかしてましたね、田淵もやってたしね。あとは、やっぱり男子高で恥じらいがないんで事あるごとに服脱いでましたね。なんかね、1番僕らの中でこれやったら楽しくなれるっていうことがあって、カラオケボックスに行って、ちょっと曲の具体的な名前を挙げると失礼にあたるので内緒にしときますけどとある曲を流して、でAメロBメロは全力でめちゃくちゃ気持ちを込めて歌うんだけどサビになったらみんなで服を脱ぐ、でサビがを歌い終わったらまたイントロが流れる、リイントロが流れるでしょ。そしたらまた何事もなく服を着る、で2サビになったらまた服を脱ぐっていうのがね、僕らの中で1番楽しい遊びでしたね。それでは、ここで1曲聴いてもらいたいんですけどこの番組では自分の曲以外にも選曲出来るっていうことを聞きまして、これはすごく楽しいなと思って。何かテーマを持って選曲したいなと思ったんですよね。毎週ね。一応今週自分なりにそのテーマを考えまして、「僕がJ-WAVEを聞いて出会った曲」を改めて紹介したいと思います。TOM MISCHでSOUTH OF THE RIVER。

 

♪SOUTH OF THE RIVER/TOM MISCH

 

お届けしたのはTOM MISCHでSOUTH OF THE RIVER(VER)*2(((VER)))(セルフエコー後ボイパ)でした。僕ね〜あの〜あれなんですよ、Shazamって言うアプリ皆さん知ってますかね?曲をそのアプリ、まあスマートフォンなりに聞かせるとその曲は何なのかってのを教えてくれるアプリがあって。僕結構機材車の中とかその車移動とか多かったりするんですけど、そういう時になんとなくかかってる音楽で「あ、これかっこいいな」って言って調べることがあるんですけど、その時のかかっている局がJ-WAVE率が異様に高いっていうのがあって。まあそうやって出会えるのがラジオだなぁって思っているので、この3ヶ月間色々曲を流しながら、あわよくばですね僕の流した曲でもそう思ってくれる人が1人でもいたらいいなぁという風に思ってたりしします。

 

それではこの番組でお届けしていくコーナーを紹介していきましょう。まずはこちらから!「今週の宿題」(ヴァン・ヘイレンのJUMPが流れる)はい、え〜番組Twitterでもお勧めのもの・ことを募集と書いていましたが、こちらのコーナー用でした。台本に「やる気出そうなBGMが流れます」って書いてるんですけど、これか!確かにやる気出ますね(笑)。このコーナーは、リスナーの皆さんにお勧めのもの・ことをプレゼンしてもらって僕がそれをそれを実践していくというものです。僕もともと学生時代宿題ぜんっぜんやらない子だったんですけど、ただね、なんて言うんだろう、ピンときたものはめちゃくちゃやるんですよ。うん。だから、そのせま〜いツボを上手いこと突いてもらえたら、いいのかもしれないですね。宿題ですか?なんか図形の面積を求めたりするのがすごい好きで、何でか全然ちょっと自分にも分からないんですけど。なんかねパズルを解く爽快感みたいなのが感じられて、数学だけ一時期めちゃくちゃやってたりしましたね。あとまあ受験の時はさすがに必死に、相当必死にやりましたけど。もう最後のまさに1月ぐらいなんかは、あまり電波に乗っけて言っていいのか分かんないですけど僕は学校サボって家で勉強してました。そんくらいもう一度ハマるとめちゃくちゃやるタイプなのでぜひぜひいろんなものをおすすめしてもらえたらと思います。では早速紹介していきたいと思います。

 

RN.すもも

“斎藤さんにお勧めしたいものはウタマロクリーナーです。こちら、ミントグリーンのボトルに丸みのあるフォルムがかわいい、主婦の間では必須のおしゃれなお掃除洗剤。香りはほんのりハーブで中性アミノ酸系洗浄成分配合なので素手でも使える体に優しい子。ですが油汚れ水垢埃汚れどんな汚れも見事に落とすお掃除洗剤の中でエース。まるで斎藤さんみたいな子です。(ありがとうございます!(笑))これ1本あるときっとお掃除も楽しくなるので、お掃除苦手そうな斎藤さんもルンルンでお部屋をきれいにできると思いますよ。”

 

そうなんだよお掃除苦手なんですよ僕。これもちょっと具体的な商品名出していいのかちょっと分からないけど一応言いますけど、僕ルンバをね数年前に買ったんですよ。で、「まあこれで掃除苦手でも自動で掃除してもらえるラッキー」って思ったんですけど、ちょっと落とし穴があって。ルンバを走らせるには部屋が整ってないと途中でルンバがね、頓挫しちゃうんですよ。何か変なコードとか吸い込んでひっくり返ったりするんですよルンバが。だから「ルンバ使う位片付けたらルンバ使わなくていいじゃねえか」って言って、今あの〜奥の方で眠ってます。そんくらい掃除が苦手です。だからね、そういう掃除がちょっと楽しくなりそうものを紹介してもらえるのはありがたいけど、やんないからなぁ〜ごめんね、たぶんやんないと思う(笑)。えー続いて

 

RN.かおる

“お勧めしたいものは手紙を書くことです。友達に本を借りたとき、とても面白かったので返す際に感謝の気持ちと感想を手紙にして渡してみました。そしたらとても喜んでくれたので、以降何かを渡す時など一言でも手紙を添えるようにしたら色んな人と前よりも人間関係が深くなった気がします。”

 

なるほどね、手紙ってでも勇気要りますよね。僕何年も書いてないなあ。ほんとに大事なこととかは手紙のほうが良かったりするし、それこそ年賀状なんてやっぱりあれはいい文化だなって思います。実際僕はメールとかで済ませちゃうことが多いけど、手作りのものってすごく気持ちが届くから確かに、確かにと思いました。ただね、手紙を書く相手が思い当たらないんだよな…「メンバーどうですか?」って今言われたんですけど100%無いですね(笑)。あるとしたら謝罪の手紙とか何かそのそういう内容になってくるような気がする(笑)。今ちょっと思い浮かんでるのは、あの〜僕親友がほんとに1人しかいなくて、それがBIGMAMAって言うバンドのボーカルの金井政人くんなんですが、まあ彼にだったら何か書いても恥ずかしくないかなって思ったりはするな〜。というう感じでお勧めしてもらったものの中から気になったものを実際にやってみようと思います。僕、あのちょっと忙しい自慢みたいになったらほんと嫌なんですけど、ここ4、5年もう隙あらば音楽やってたから隙あらばギター弾いて隙あらば歌歌って隙あらば曲作ってっていうのををほんとに4、5年ずっとやってて、今ほんとに望んでやってるし楽しくてしょうがないんだけど、でもこのままやってたらほんと出涸らしになるんじゃないかって思ってるところもあって。そういう時にこうね、人からお勧めしてもらったものがヒュッとバチっとハマったりすることもあるし、良いインプットにもなると思うのでそういうものをもらえたら1番嬉しいかな、そこがたぶん自分のツボかな、っていう風に思います。で、お勧めするものはなんでもよくって。それこそ作品、映画とか漫画とか小説はもちろん、食べ物とか飲み物とかあと…お風呂こういう風に入ったら気持ちいいですよとか、ほんとに何でもいいです。横断歩道左足から渡るとスッキリします、みたいなほんとにぶっ飛んだやつでも全然大歓迎なので、ぜひぜひよろしくお願いします。と言う感じで送ってもらったものの中から1つ選んで次回からチャレンジしていこうと思うので、メッセージフォームから僕に実践してほしいお勧めのものを思う存分プレゼンしてください。

 

続いてはこちら。「斎藤駆け込み寺」(Alexandre DesplatのTelenovela Squirrelsが流れる)これはどんな音楽だ(笑)?これは(笑)いやさっきのはやる気が出るBGMだったけど、これはどんな音楽だ(笑)えーこちらは、聞いて欲しい話と言うことで募集していました。だいぶざっくりとした募集の仕方ですけれども、どういうことかと言うと、早速メッセージを紹介します。

 

RN.明日のディー

“聞いてほしいことがあります。去年のコロナ自粛期間をきっかけに体力作りに目覚め、5月から今に至るまで毎日縄跳び300回を続けています。これはいつかオールスタンディングライブがあったときに体力の衰えを感じることなくいられるようにという気持ちから始めた事ですが、最初は10回も連続で跳べなかったし、すぐハアハアしていたのが今では100回連続は余裕。跳び方さながらボクサーのようです。“

 

そうですか〜でもいいですよね、自分の体力というか体を見つめ直す良いきっかけになったんじゃないですか?僕もたまに走ったりしてますけどね。自粛期間中にね、ルームランナー買ったんですよ。防音の部屋があるんですけど、そこで走りながら歌ったりとかしてますよ。走りながら歌ったことみんな無いでしょ?僕も無かったんですけど、すごい良いです。すごい上半身がリラックスできて、めちゃくちゃ幅が広がりました。と言う、これだけです。つまり聞いて欲しい話、誰に話せばいいかわからないみたいな話を聞くというコーナーです。嬉しかったこと嫌だったこと心配なこと愚痴からのろけ、自慢話まで身の上話を募集します。みんなでシェアしましょう。それではここで1曲、秋山黄色でCAFFEIN

 

♪CAFFEIN/秋山黄色

 

お届けしたのは秋山黄色でCAFFEINでした。番組をやらせて頂くにあたって、自分の話以外で一番やりたいこと何かって考えた時に、若手のアーティストを紹介したいなって真っ先に思ったんですよ。もちろんすでに素晴らしい人ではあるんだけど、まだまだ過小評価だしまだまだもっと広がるべきだなって思うアーティストをこれから紹介したいなと思ってて。その紹介、秋山黄色くんを紹介するんですが、僕実はね、最近一番注目してる若手アーティスト秋山黄色くんなんですね。何度かね、ひょんなことから出会ってご飯するきっかけがあって、そこから仲良くしてもらってるんだけど、彼と話してると何かすごく物事の本質を見極めようとする姿勢が強い子だなぁっていう風に思っていて。ほんとにね、冗談ではあるんだけど彼のことを「秋山くん」でも「黄色くん」でもなく「若き天才」って呼んでて(笑)。お店とかでも「え、飲み物無いけど若き天才次何飲む?」って言って本気で鬱陶しがられてるっていうそういうくだりがあったりするんですが。でもね〜彼のその姿勢って、だからかどうか分からないけど楽器の鳴らし方とかもすごい楽器鳴ってんな、って思うし。歌も声の使い方も彼の体のことすごく理解して発声しているんだろうなぁとか、音楽の構築の仕方もすごく彼の中で確かな哲学があってそこから出来上がってるんだろうなって思うことがすごくたくさんあって。最近大活躍ですけどまだまだもっと広がっていく子だと思います。ちなみにあの〜今聴いてもらったCAFFEINとかは、キーで言うと声の高さで言うと低いところもね結構多かったりするし、彼自身そこが1番美味しく歌えるポイントであるとは思うんですけど。高い声もすーごい高くて。そう聞こえないと思うんだけど、高い高いと言われてる僕と同じかもうちょい高いくらいまで地声でバーンと歌えるんですよ。だから歌唱力も高いし、いろんな楽器にも精通している若き天才、チェックしてみてくださいよろしくお願いします。UNISON SQUARE GARDEN、XIIX斎藤宏介のTHE KINGS PLACE、お知らせを挟んでキングスミーティングのコーナーです。

 

UNISON SQUARE GARDEN、XIIXの斎藤宏介がお届けしているTHE KINGS PLACE。ここからはキングスミーティングのコーナーです。1月からはこのコーナーもリニューアル。タイトルにBACK TO LIVE HOUSEとあるように、「音楽を止めるな」の旗印のもとバンドマン、ライブハウス、お客さんの声をピックアップして行きます。

 

今週は初回ということで、状況が大きく変わった2020年のUNISON SQUARE GARDENとXIIXについてお話ししていきたいと思います。ほんとに2020年はねぇ目まぐるしかったですね。毎月状況が変わるし、ずっとこうだって言ってたことがある日を境に急にグッって反対になったりするし。だいぶ大変だった方も多いと思いますがちょっと1年をバッと振り返ってみようかなと思うんですが、コロナでライブができなくなり始めたのが恐らく2月とかそのくらいだっと思うんですけれども。2月13日が僕にとってそのコロナでできなくなる前の最後のライブでした。そこから一応ライブの予定は立っているものの、できるかできないか分かんなくて結局できなかったみたいなのが4月位まで続いて、でだんだん世の中も「ちょっとただごとじゃないぞ」って雰囲気が出てきて。4月上旬にはレコーディングも禁じられました。それまではね、ライブはできなくてもレコーディングはできるからまあ早くライブが出来たらいいなくらいだったんだけど、レコーディングも禁止されちゃって、そこでUNISON SQUARE GARDENはもう完全に動きを止めてしまいました。程なくして緊急事態宣言が発令されて、家を出ようにも出れないし、お店もやってないし、人誘えないし何をしようかってなったときに、ひたすらXIIXの制作をやってました。XIIXというバンドはまだ馴染みのない方も多いかなと思うんですけれども、その当時は2回しかライブをしたことがなくて。全然まだ満足に自己紹介ができてないなぁと思ってて。でも間違いなくライブで見せれば、生で聞いてもらえば、間違いなく勝てるっていう自信はずっとあって。いつか来るまたライブなりレコーディングができる日に向けて、もう今はひたすら下積みだなと思って毎日毎日曲を作り音楽と向き合っていました。最初はね正直時間がすごくたくさん取れて楽しかった気持ちもちょっとあったりはしたんだけど、ほんとにずっと続けてると音楽を作っている目的とか向かう先が具体的に見えないっていうのがすごくモヤモヤしてきて。でももうやれる事はそれしかないし、とにかく今は曲を作ってそれが必ず糧になるっていうのを自分に毎日言い聞かせながら制作をしていました。その日々を経てですね、6月にレコーディングが再開しました。で、UNISON SQUARE GARDENのレコーディングも止まってたから、XIIXの大量に作った曲と、UNISON SQUARE GARDENのレコーディングを6月にバーッとやって。たぶん1ヶ月でね〜20日間以上レコーディングスタジオにいたような気がするんですけど。人生で一番めちゃくちゃレコーディングをしました。すごく勉強になった1ヵ月でしたね。

7月からはオンラインライブを始めました。UNISON SQUARE GARDENで7月8月9月とオンラインライブを始めました。もちろん無観客ではあったんだけど、やってみて思ったのはすごくライブが楽しかった。ライブをする喜びをすごく思い出したというか、ライブをやる「楽しい!」って気持ちって他では埋まらないなっていうのすごく痛感しました。それはおそらく僕だけじゃなくってメンバーみんなそうで、1回その7月の配信ライブをやったのを機に、バンドの風通しが良くなった気がしてて、ちょっと明るくなった気がしてて。だから改めて僕らはライブをやることで自分達を保ってるんだなぁっていうのをすごく思いましたね。ただ、無観客っていうところに感じる虚しさというか、やっぱり生音に勝るものはないと僕は思ってしまっているので、例えばスマートフォン越しとかテレビ越しとかにライブを見てもらう事はどうしても生のライブには勝てないよなっていう気持ちもこの時は正直ちょっとあったりはしました。で、10月からですね。念願の有観客ツアーがUNISON SQUARE GARDEN始まるわけですけれども、ほんっとに最高でした。ほんとに最高だったし、ライブはホールで回ったんだけど、前後左右お客さん1席おきに座ってるから、マスクはしてるもののみんなの顔がよく見える状況で。泣いてる人がすごい多かったですね、お客さんで。それを見てライブができる喜びを凄く感じたし、誰に向けて音楽をやってるのかっていうのがもうバチっと分かりました。その時に。ほんとに最高だったし、報われました。ただそこにね、その場所が最高だったけどそこの会場に行かないっていう選択をした人がいるっていうことも忘れたくはなくって。そういう人に向けて何ができるだろうって考えたときに「あっ、オンラインライブだ」って思ったんですよね。今までは生のライブには敵わないものがネックだったオンラインライブだけど、でもそのオンラインライブの良さっていうのは家で見れるとか、いつでも観れるとか、そういうところだなって思ったので、ライブに行きたいけど行かないっていう人が少なからずたくさんいると思っていて、そういう人にライブの楽しさを忘れないでもらうためにオンラインライブをやりたいと今は思ってます。で、そういう人たちがいずれ落ち着いた頃にまたフラッとライブに来れるように有観客ライブは継続してやっていきたいと思ってるし、もちろんいろんな意見もあるし、最近年末のフェスが無くなったりとかライブをキャンセルしてる人もたくさんいるので何とも言えないですけれども、今現在はライブをやりたいっていう思いでいます。やっぱりライブをやることが好きで音楽やってるし、ライブは他に替えの効かないものだっていうことも分かってるし、もしお客さんの中でもライブを観ることが好きで、それはもう他では埋まらないんだって思ってる人がいるんであれば、それを僕らが見せていきたいなっていう風に思ってます。ということでですね、1曲聴いてもらいたいんですけど。4月の自粛期間中に作った曲です、XIIXでおもちゃの街。

 

♪おもちゃの街/XIIX

 

お届けしたのは、XIIXでおもちゃの街でした。こちら2月24日発売のニューアルバムの中に入っているので、ぜひチェックしてみてください。Youtube上にミュージックビデオも上がってます。それではここでメッセージを紹介します。

 

RN.はるか

“早速ですが斎藤さんにどうしても聞きたいことがあります。2020年9月にUNISON SQUARE GARDENが行ったfun time HOLIDAY Onlineにて楽屋トークの場面で斎藤さんが「中継のカメラを切り替える人がいて、その人が…」と言いかけたところでライブの画面に切り変わってしまったのを覚えていらっしゃいますか?(覚えてます。)話したかったのに〜とおっしゃっていたので、私もとても気になります。あれから3ヶ月以上経った今でも気になります。あの時どんなお話をしようとしていたのか教えて下さい、お願いします。”

 

そうなんですよ生放送でそういう事故があって。このタイミングでライブ始まりますどうぞ、って切り替えるタイミングが一瞬だけ押して、でその押してる間に何か喋んなきゃって思って喋り出したら結局間に合ったみたいになって、そんな事件が起きてしまったんですけれども。生配信をしたんです。2020年9月にUNISON SQUARE GARDENとあと全7バンドだったかな?いろんな仲間たちを誘ってですね、ライブをやったんですけれども。中継のカメラを切り替えるスイッチャーって言う人がいて、その人が監督だったりするんだけど、その人がね、僕が言いたかったのはその人がすごくカメラマンさんと楽しそうにキャッチボールをしながら指示を出してたの。例えば「今ピアノ撮ってー!」とか、「次ギターチョーキングくるよー!」とかっていうのをすごい楽しそうに喋ってたんだよね。で、そこをカメラマンさんが画で応えるわけですよ。バッて手元とかを抜いて、そうするとそのスイッチャーさんは「いいね最高!」みたいな感じでめちゃくちゃ楽しそうにやってて、あとすごい寄ったり揺らしたり普通じゃないカメラアクションをしてる人に向かって「いいね〜攻めてるね」って声かけたりとかしてて。その感じがねすごく一緒に配信ライブを作ってる感じがして嬉しかったし楽しかったっていう話を3ヶ月前にしようとしてました。それではここで1曲紹介します。J-WAVEで出会ったシリーズです、Vaundyで東京フラッシュ。

 

♪東京フラッシュ/Vaundy

 

お届けしたのはVaundyで東京フラッシュでした。これもね、車の中でJ-WAVEを流してたら「めちゃくちゃかっこいい曲だなぁ」って思ってお得意のShazamで聴かせて(笑)で、「ほうほうほうVaundy、聞いたことないなどんなバンドだろう」と思って調べたらどうやら1人らしい、しかもめちゃくちゃ若いと思ってほんとめちゃくちゃ嫉妬しました(笑)秋山黄色くんもそうだけど、声のダイナミクスが凄くて。普段はAメロとかはほんとに話し声と変わらないくらいのニュアンスで歌ってるんだけど、声張ったときの圧力がほんとにね、もう立ち尽くすしか無いくらいあって。嫉妬ですねほんとに、かっこいい。J-WAVE THE KINGS PLACE、ここで最後のお知らせです。

 

(BGM:LIFE IS MUSIC!!!!!)

UNISON SQUARE GARDEN、XIIXの斎藤宏介がお届けしてきたTHE KINGS PLACE、エンディングのお時間です。いや〜持ちましたね、1人でね(笑)始まる前にいろんなこと考えていたんですけど、一番良かったのはスタッフさんがふざけてくださいって言ってくれたことかな(笑)自分なりの楽しみ方を見つけられそうな予感が今すごくしていますし、まあ3ヶ月という短い時間ではありますけど、リスナーさんとも色々キャッチボールしながらこの番組を育てていけたら良いなって思っていう風に今は思っております。

 

それでは、最後にお知らせです。UNISON SQUARE GARDENは2月からライブツアー2021Normalがスタートします。詳細はオフィシャルHPでご確認ください。また、XIIXは1月30日土曜日にストリーミングライブ2021 4thFloorを開催いたします、これマジで観てほしいです!そして2月24日にはセカンドアルバムUSELESSをリリースします。すごく、なんだろ出来るか分かんないライブとかさ、モヤモヤすることはあるんですけど、でもまあ先のことを話せるのはすごくいいなと思うのでどうか楽しみに待ってもらえたらと思います。さらに、キングスミーティングのコーナーでライブ会場に足を運んでくれた方に電話取材をしたいと思います。去年のUSG2020 LIVE(on the)SEATやXIIX のCURIOSITYに行きましたという方は電話番号を書いて番組宛にメッセージを送ってください。番組スタッフが連絡させていただきます。J-WAVE THE KINGS PLACE、明日はキュウソネコカミのヤマサキセイヤくんが登場します。このあと2時からは松居大悟さんがナビゲートするJUMP OVERで引き続きお楽しみください。

ここまでのお相手はUNISON SQUARE GARDEN、XIIXの斎藤宏介でした、3ヶ月間よろしくお願い致します!また来週〜

*1:ステップ

*2:VER